ヌードデッサンモデル



   相川美雪は都立の高校の美術の教師で、美術部の顧問でもあった。

   二年で美術部員でもある、山田勇作が美大に行きたいと相談してきたので、いろいろ

  と指導していた。

   この学校から美大を目指す者はほとんどいない。

   そして美大を目指すのならば、それなりの予備校に通うのが普通である。

   しかし、勇作の家庭はそれほど恵まれていないため、そういった学校へは通えないと

  いうのだ。

   美雪自身、美大出身であったから、出来るだけのことは協力すると勇作に約束した。

   美術の授業も、美術部の活動も、この学校では熱心な生徒がいなかったため、美雪

  は初めてやりがいと言うものを感じていたのだ。

   勇作は、学業の偏差値はかなり優秀であったため、この点は問題ない。

   やはり、美術の技能がポイントとなろう。

   勇作は油絵をやりたがっていた。

   そして、その才能は、美雪から見ても充分あると思えた。

   特に写実的に描く才能は抜きん出ていよう。

   勇作は人物画を特に力を入れて描いていた。

   実際、美雪を題材にして描いたこともある。

   その出来栄えは見事で、「私、こんなに美人だったかしら?」

 などと思うくらいだった。

   しかしだ。

   何かが欠けているように思えるのだった。

   なんだろう?

   何かが欠けていると思えてくる絵は、決まって人物画であった。

   風景画などは、見事と言うほかない。

   しかし、勇作は、人物画にこだわっていた。

   「先生。僕の絵の、何が足りないのでしょうか?」

   美雪は答えられなかった。

   勇作が行っていない練習が一つだけあった。

   それはヌードデッサンだった。

   美大を目指す者ならば、何度か行うのが普通だ。

   それは、たいてい、美大予備校のカリキュラムに含まれるのだが、勇作にはその機

  会がない。

   モデルを頼むのにも、お金がかかるし。

   残る方法は……。仕方ないわね、生徒のためだもの。



   日曜の美術室。

   カーテンを閉め切った一室に、美雪と勇作はいた。

   美雪がモデルを買って出たのである。

   何も着ていない、下着すら身につけない姿で、勇作の前に立っている。

   モデルの経験などなく、躊躇したのは確かだが、生徒のためだと思い、勇気を出した

  のだ。

   29歳という年齢から来る身体の緩みが気になって仕方なかった。

   けれども、勇作は、そんなこと気にせず、黙々とデッサンを続けているのだった。

   あまりにも真剣で……逆に気に入らない。

   私の裸を見て、少しは興奮するということはないのかしら?

   彼の下半身を見ても、勃起しているようには見えなかった。

   ふと気がついた。彼に足りないものが……。

   「勇作くんって、怒ったり喜んだり悲しんだりしたところ、見たことないけど。実際、どう

  なの?」

   「どうなのって? あるに決まってるじゃないですか」

   そういうセリフも無表情だった。

   「どういうときに嬉しく思うの?」

   「例えば、今かな。僕のために、先生がモデルになってくれるなんて……」

   美雪はゆっくりと勇作に近づいた。

   「あなたに足りないもの。それは人としての感情よ。絵に表情がないのよ」

   「そんなことないですよ。笑顔の肖像画だって描いたことあるじゃないですか」

   「そういう表面上のことじゃないの。身体の内面から現れるような感情よ」

   美雪は、勇作の背後に回り、後ろから抱きしめた。

   「せ、先生。何をするんですか?」

   「ちょっとは、ドキドキしてきたようね。そう、これが感情よ」

   美雪の手が、勇作の股間に伸びる。

   そしてファスナーをおろし、肉棒を引っ張り出した。

   指先で先っぽを刺激すると、さすがの勇作の肉棒もついには勃起したのだった。

   「ほらぁ。やっと大きくなったね。興奮してる証拠」

   「先生。やめてください」

   「お馬鹿さんね。気持ちいいくせに。もっとして欲しいんでしょ?」

   「……う、うん」

   美雪の指先が、肉棒をしごきはじめた。

   「あ、あ、あ、せ、せんせい……」

   「いいのよ、声を出したって。感情のまま、声をあげなさい」

   美雪のもう片方の手が、勇作の乳首を襲っていた。

   「ああぁぁ、気持ちいいよぉ、せんせい」

   美雪は正面にまわり、大きくなった肉棒をくわえ込んだ。

   「凄い! 先生がこんなことしてくれるなんて。うれしいよ。僕、うれしいよ」

   美雪は口の中にたっぷりの唾液を含ませて、丹念に舌を絡ませていた。

   「ねえ、先生。今度は僕にも舐めさせて」

   「ええ。いいわよ。女の身体をしっかり観察してね」

   勇作は美雪の体中に舌を這わせた。

   乳首は美雪が痛がるくらいに吸い付いてしまった。

   トロトロと愛液が流れ出しているアソコに顔を突っ込み、匂いをかぎながらも舌をフル

  回転させた。

   「ああぁぁ、いいわぁ、勇作くん。もっと、もっと舐めてちょうだい」

   「凄いよ、先生。次から次へと蜜が溢れ出すんだもの」

   「そう、これが女の身体よ。よく見てちょうだい。そして味わいなさい。この感覚を忘れ

  ないでね」

   「はい、先生。いろいろありがとうございます」

   「うん。じゃあ、最後にお礼と言ってはなんだけど、勇作くんのアレ、借りるね」

   そう言うと、美雪は勇作を押し倒し、騎乗位になって挿入を開始した。

   「あん。勇作くんのおっきいい!」

   美雪は我を忘れて腰を振った。

   勇作は目をとろんとさせて、揺れるおっぱいを見上げて昇天したのだった。



   それ以後、勇作の人物画に味が出るようになった。

   とくに女性のヌード画は格別である。

   これならきっと美大に合格できるだろう。

   よかったね、勇作くん。



           




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