秋菜 第一話
夜勤のナースは危険がいっぱい
白崎秋菜は高校生の弟、真と。マンションで二人暮らしである。
真が高校入学時にいっしょに暮らすようになったのだが、秋菜にとってこれがどれほど
精神的に楽になったことだろうか。
一人暮らしは不安で仕方なかったのだ。
五年前、秋菜は集団暴行を受けた。その心の傷は今も癒えないでいる。
看護師の仕事を、毎日を忙しく過ごすことで、立ち直ろうとしていた。
強く生きよう。
そう思えるようになったのは、難病に立ち向かう数々の患者たちを看てきたからかもしれない。
今夜は夜勤。夜の病棟はハプニングに満ち溢れている。
患者の急変などは当たり前、中には困った患者もいて……。
深夜の入院病室への巡回。
秋菜は懐中電灯を片手に、順次まわっていった。
個室病室の前で立ち止まる。
鈴木浩一20歳。交通事故で両手両脚を骨折した患者である。
重症であったが内臓が無傷であったため、順調に回復している。
順調すぎて元気がありすぎるのだ。
そっとドアを開けて中を覗くと、ベッドに鈴木の姿が見えない。
驚いて中に入ると、なんと彼はドアのすぐ横にいて隠れていたのだ。
そして、秋菜に抱きついてきた。
「ちょっと。やめなさい」
「いいじゃないかよ。ちょっとくらい触ったってさ」
レイプされた日のことが頭によぎる。
「冗談じゃないわ」
力を入れて振り解いたのだが、相手は両手両脚をギプスで固定しているため、不安定に
転んでしまった。
「いてて……」
「大丈夫?」
「くそ! 怪我人に何するんだよ。訴えるぞ!」
かなり痛そうで、立ち上がれないようだった。
仕方なく、手を貸して彼をベッドまで運んであげたのだが、その時耳元に息を吹きかけられた。
「どう? 感じた?」
何を考えているのだか……あきれてしまう。
よく見れば、股間を思いっきりもっこりさせているではないか。
若い男だから、溜まってしまうのは仕方がないかもしれないが、なぜ暴力的に発散しようと
するのだろうか。
世の男は皆同じということなのだろうか。
秋菜はベッドに腰を下ろし、もっこりした股間を手で撫でた。
「いきがるのはやめて。手伝って欲しいのならお願いしなさい」
今度は握りしめてやった。彼は腰が引けている。
「どうなの?」
「お、お願いします」
彼のズボンを引き下ろした。パンツもいっしょにだ。
身体の清拭を何度もしてるから、彼の肉棒は見飽きている。
握り締め、擦り上げる。
「おおぉ。いいよぉ、看護婦さん。すごくきもちいい」
うっとりした顔になった。
男って単純だ。
それにしてもなんと立派な肉棒かしら。
赤黒い亀頭は、はちきれんばかりに膨らみ、ポール部分に血管がはっきりと浮き出した。
手の平にドクドクと血流を感じると、秋菜の鼓動も早くなった。
裏筋を指で摘むと、肉棒は大きく跳ね上がった。
なんと躍動感のある肉棒かしら。
衝動的に口に含んでしまった。
クルマエビの踊り食いを連想させる感触が口の中いっぱいに……。
苦しみもがくエビのような肉塊が飛び回ったかと思うと、いきなり粘っこい液体を吐き出し
踊りくるった。
思わず吐き出してしまった。
「ありがとう。大丈夫? 看護婦さん」
出すもの出したら優しくなるなんて、なんて馬鹿げた人なのかしら。
「もう、無茶ないたずらはやめなさい。大人しくしていたら、時々、シテあげるからね」
「は〜い。ねえねえ、俺の味、どうだった。おいしい?」
秋菜は何も応えずに病室を出ると、トイレに入り、口を濯いだ。
苦い味がまだ残っている。
あの時と同じ味だった。
鏡に映る自分の顔を見る。
私は負けない。
男になんかに負けるものですか。
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